漏洩量の推定は300m3 汚染水漏れに関する東電・規制庁からの臨時メール続報
東電と規制庁からそれぞれ、汚染水貯蔵タンクからの漏れについて続報がきました。規制庁メールが詳しいので、転載します。
要約すると、タンクの下に水たまりがある場所を発見。タンクの水位を確認すると、上端から約3mほど下がっていたため、漏洩量は約300m3と推定したとのことです。
これまで同程度の濃度の汚染水漏洩は、昨年3月に推定120m3が漏れたのが最大でした。今回はそれを大きく上回ります。昨年3月の漏洩時は、排水溝を通って海に80リットルが出たと推定されています。
今回の漏洩がこれまでと違うのは、汚染水のタンクそのものから大量に漏洩した点です。前述した昨年の事例は、汚染水を移送する耐圧ホースからの漏洩でした。ホースの破損が大量の漏洩につながりました。
しかしこれまで、貯蔵タンクからの漏洩は、接合部から少量が滴下、あるいは染み出す程度しかありませんでした。そのため東電や旧保安院は、増し締めやコーキング(接合部の隙間を充填剤でうめる)で対応してきました。けれども今回の漏洩はわずか1日程度で300トンが漏洩しました。タンクのどの部分から漏洩があったのかはまだ不明ですが、仮にタンクそのものの劣化が発生していたりすると、以前にも書いたように大量の交換作業が必要になります。
あるいはタンクとタンクをつないでいる配管部分かもしれません。配管は昨年、信頼性を向上するためにポリエチレン管に交換しました。漏洩の原因は、当時の作業の問題、使用中の劣化、メンテナンス不備などさまざまなことが考えられますが、これも総点検が必要になると思われます。
事故から2年、ほぼすべての設備が仮設であるため、高濃度の放射性物質を閉じ込めておく機能が全体的に脆弱化しているおそれもあります。汚染水対策が重要な課題になるのは事故直後からわかっていたことでしたが、東電も規制側も、使用済み核燃料の対策などを中心に考えていて、汚染水対策が後回しになった感があります。
作業の配分はどうなっていたのか、コスト配分はどうかなど、今すぐに検証する必要があると思われます。
以下、規制庁からのメールを転載します。
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福島第一原子力発電所構内のタンクエリアから水が漏えいした件に
〇H4タンクエリアの堰内溜まり水の分析結果は以下のとおり。
セシウム134 4.6×10の1乗ベクレル毎立法センチメートル
セシウム137 1.0×10の2乗ベクレル毎立法センチメートル
全ベータ 8.0×10の4乗ベクレル毎立法センチメートル
〇堰内の溜まり水の流出防止のため堰の排水弁を全て閉止し、
〇
〇また、H4タンクエリア内のNo.
〇No.5タンクの水位を確認したところ、
〇堰外へ漏えいした水の範囲について調査し、土壌の回収を行う。
〇No.
(ここまで転載)
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