KINOs photo from Flickr

  • www.flickr.com
    kinoryu's items Go to kinoryu's photostream

PR

取材活動へのご支援をお願いいたします

木野龍逸の原発事故の取材活動は、みなさまからのご支援により支えられています。
ご支援は以下の要領で受け付けています。
よろしくお願いいたします。

支援金の振込先口座は下記のとおりです。

郵便局の振替口座
口座番号は 00100-5-362362
口座名称は 木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)

なお、銀行からの場合、
ゆうちょ銀行
〇一九店
当座預金
0362362

にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。

支援口座は、弁護士でありジャーナリストであり、私にとっては古い友人だった故日隅一雄が開設し、今は日隅が所属していた弁護士事務所の友人が引き続き管理を続けています。
支援金は取材活動を継続する原資にさせていただいています。
よろしくお願い申し上げます。

メルマガも配信中です→
ブロマガ http://bit.ly/1GQH37v
まぐまぐ http://ow.ly/Ndr46

2016年9月22日 (木)

雨で地下水位が上昇し地表面と同等に──汚染地下水が海に出ているかどうかは確認困難

 9月21日未明、東電は一斉メールで、福島第一原発の地下水位がおりからの雨のために上昇し、4m盤の地下水ドレン付近で地表面(O.P,4000)と同レベルになったことを伝えた。

 その後、地下水ドレン(地下水くみ上げ用井戸)からのくみ上げの継続や、バキューム車を使うなどして地下水位を低下させたものの、20日からの降雨のために再び上昇。現在も地表面と同レベルにある。

 水位上昇が確認されているのは、1号機から護岸に出たところにある観測孔B。東電はこの観測孔の周りに土嚢を積んで、あふれた場合の対策としている。

 護岸付近の4m盤は、護岸に鋼管矢板による遮水壁を設置し、地下水が海に流出していたのを抑制している。外海につながる港湾内の放射能汚染はこれによって低下したが、完全になくなっているわけでもなく、事故直後から海洋流出が続いていることを指摘してきた専門家の中には、少なくはなったが今でも止まっていないのではないかと警鐘を鳴らす人もいる。

 鋼管矢板の遮水壁によって行き場を失った汚染地下水によって、設置後は地下水位が上昇。東電はこれをくみ上げてタービン建屋に戻しているため、汚染水を全体量を増加させてしまってる。また今回のように雨が多くなれば、くみ上げ量はさらに増える。8月から9月にかけては、事故直後は1日あたり400m3だった汚染水の増加量が、900m3を超えてしまっている。

 今回の場合、その地下水の水位が地表面と同レベルまで上がっている。こうなると、今は舗装されているとはいえ、どこかに隙間があれば汚染地下水がしみ出してくるおそれがある。東電は今のところその状況を否定しているが、4m盤には、今は埋めてしまったものの細かい排水路が多数あるため、そうした部分にヒビなどがあれば、出てくる可能性を否定できない(東電は否定している)。

 また、護岸には遮水壁があるとはいえ、行き場がなければ遮水壁で囲っていない部分へ回り込む可能性もある。もしそうであれば、港湾外に直接、汚染地下水が出ていくため、極端に希釈されて、現在の観測態勢では流出は確認できないだろう。

 雨の影響で汚染水の流出が懸念され、さらに汚染水の増加が加速するのが、今の福島第一原発の実態だ。

 以下に、東電メールを貼り付ける。東電のHPにも報道関係者向け一斉メールとして公開されているが、メールで送られてくるものは続報がぜんぶまとまっているので、見やすい。

ところで東電は、港湾内に今もわずかに残る汚染は、排水路からの汚染雨水の流出によるものと主張しているが、どの程度の寄与度になっているかは明確になっていない。

 また東電は、排水路から流出している汚染された雨水は港湾内に出ていると説明しているが、港湾内の水は約2日で全量が外海と入れ替わるため(東電自身がそう説明している)、結局は外海に放射能を含む汚染水が、薄くなっているとはいえ出続けていることになる。

 メールで東電は、「当該エリア地下水位が地表面に達したことで、当該エリアに流入した雨水が地下に浸透せず、地表面を通って発電所港湾内に流れ出る可能性があります」としているが、問題は雨水が4m盤で地下に浸透するかどうかではなくて、その上流からきた地下水がどこに行くかだ。この記述は、事態を過小評価してしまう懸念がある。

 東電からのメールには、港湾内で従来に比べれば高い値のCs137や134が観測されていると記載されている。これが排水路の影響なのか、あるいは他からの影響も含まれているのかは、今は不明。地下水の流出が確実に止まっているかどうかの確認は、東電だけでなく、原子力規制庁も放置したままになっている。

報道関係者一斉メール
http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/index-j.html

護岸付近のモニタリング結果
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2016/images3/2tb-east_16092102-j.pdf

────────────
以下、メール転載(最新→過去の順)
────────────

〇昨日22時59分に、発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)の地下水位が地表面と同等の水位まで上昇
 した事象について、その後の状況をお知らせします。

〇昨日23時55分当該エリアの現場確認を実施した結果、当該エリア観測井付近からの水の噴き上げがないこと、海側遮水壁に変形がないことを確認しました。

〇なお、港湾口海水放射線モニタの値に変動はありません。

〇本メールには返信できませんのでご了承ください。

                                  以 上

-----------------------------------------------------------------------
<お知らせ済み>
○9月20日にお知らせした、発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)の地下水位が地表面と同等の水位まで上昇した事象について、その後の状況をお知らせします。

〇当該エリア地下水位については、地下水ドレン移送設備による汲み上げを行うと共に、9月21日の日中時間帯にバキューム車による汲み上げを実施し、一時的に水位を低下させておりました。

〇しかしながら、9月20日までの降雨の影響により地下水の流入が継続していることから、再度水位が上昇し、9月21日22時59分頃、当該エリア地下水位が地表面と同等の水位(O.P+3915)まで上昇したことを確認しました。

〇港湾口海水放射線モニタの値に有意な変動がないことを確認しています。

○引き続き、地下水ドレン移送設備等による汲み上げを行うとともに、本日もバキューム車による汲み上げを実施します。

〇また、発電所港湾内の海水および9月20日設置した土のうの堰内に水が溜まった場合にはその水について放射能分析を行います。

○分析結果については、分かり次第お知らせします。

-----------------------------------------------------------------------

○既にお知らせしている護岸付近の水位上昇についての続報です。
 発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)地下水位が地表面と同等の水位まで上昇した事象について、本日採取した港湾内の海水の分析結果をお知らせします。

○福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 海水[採取日9月21日]

分析結果は、降雨時の変動の範囲内であり有意な変動はありませんでした。引き続き、当該エリア地下水の水位を監視するとともに、港湾口海水放射線モニタの値に有意な変動がないことを確認していきます。

○なお、港湾内の2地点においてセシウム137が最近の変動から見るとやや高めの傾向を示していますが、これは過去の降雨時にも同様の傾向が見られており、降雨による構内排水路等からの流れ込みの影響と考えております。
 ・1〜4号機取水口内北側:74Bq/L(9月21日採取)
 ・1号機取水口     :95Bq/L(9月21日採取)


 <海水サンプリングの分析結果はこちら>
 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2016/images3/2tb-east_16092102-j.pdf

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

---------------------------------------------------------------------
○本日(9月21日)、午前7時5分からバキューム車による汲み上げ操作を開始し、午前10時時点で3877mmと、地表面と同等の水位(O.P.+3915mm)を下回っていることを確認しています。

○引き続き、当該エリア地下水位を低下させるため、汲み上げを行っていきます。

○港湾口海水放射線モニタの値に優位な変動がないことを確認しています。

○また、港湾内の海水については、現在分析を実施しており、結果が分かり次第、お知らせします。

○なお、当該エリア観測井付近に土のう堰を設置し、土のう堰内の地表面に溜まった水を採取・分析する予定でしたが、観測井付近からの水の噴き上げがないことから、水の採取を行っておりません
-----------------------------------------------------------------------

○発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)に流入する地下水や雨水については、当該エリアの地下水位を監視しながら、必要に応じて地下水ドレン移送設備にて汲み上げを行い、サブドレン集水タンクまたはタービン建屋へ移送しております。

○8月以降の降雨の影響により、当該エリア地下水位の上昇が確認されたことから、地下水ドレン移送設備による汲み上げに加え、当該エリア観測井に設置していた仮設ポンプ等による汲み上げおよび当該エリア地下水位の監視を強化していたところ、9月20日21時57分頃、台風16号接近に伴う降雨の影響により、当該エリア地下水位が地表面と同等の水位(0.P.+3915mm)まで上昇したことを確認しました。

○当該エリア地下水位が地表面に達したことで、当該エリアに流入した雨水が地下に浸透せず、地表面を通って発電所港湾内に流れ出る可能性があります。

○当該エリアの現場確認を行い、当該エリア観測井付近からの水の噴き上げがないこと、海側遮水壁に変形がないことを確認しました。

○引き続き、地下水ドレン移送設備等による汲み上げを行うとともに、今後、作業安全が確保され次第、発電所港湾内の海水及び当該エリア地表面に溜まった水を採取し、放射能分析を行います。

○分析結果については、分かり次第お知らせします。

○なお、港湾口海水放射線モニタの値に変動はありません。

                                  以 上

2016年8月15日 (月)

シン・ゴジラ、見たー!──除染は無理ですが(>_<)

<ネタバレしてないと思うけど、どうだろう>

シン・ゴジラ、見たー。
在来線爆弾、サイコー(^o^)
飛びまくりーwww

ゴジラ、キモ!!
目がキモ!
色がキモ!
◯◯がキモ!
ネットでキモ!は見てたけど、想像以上にキモ!!

石原さとみ、いい!
竹ノ内豊、ナイス官僚!
國村隼、かっこよすぎ!(そんな総理はいません!)
鶴見辰吾、しぶ!
ピエール滝、さいきんよく見るなあ。これもしぶ。

前半の官僚と政治家の責任回避姿勢は、おもしろく描けてる気がしましたー。原発事故のこと思い出して、具合悪くなりそうに(T_T)
現実には、原発事故後の東電の処分みたいに、もう少し官僚が道筋作って結論を出してると思いますけど、そこまでやると映画ではやり過ぎなのかな。で、その方向性に沿って官僚が理由付けをして、政治家がその結論しか出せないようにするような。それ以外の方向に進むとたいへんなことになりますよ的なシナリオを作るとか、プロパガンダ的なリークを流すとか。

それはさておき、後半になって、がぜんやる気と責任感のある人たちが自らの立場もかえりみず活躍するけど、これは現実にはないんじゃないかなー・・・
とくにこの結果で自ら身を引くなんて、ないないない。宣伝はするだろうけど。

そういえば、
タイムスタンプが出ないのは、これ以上、情報を詰め込むとわけわからなくなるからかな。
なにかのインタビューで見たけど、早口で台詞しゃべってるのは確かだし。霞ヶ関の前知識が少しでもないと、前半1時間はついていくのたいへんかもとは思うけど、そういうのをスカッとかっとばして、ここはわかる人だけわかればいい、っていう割り切り加減がよかったです。

日本の映画っぽくない展開の早さとカット割の多さ、台詞の速度が、個人的には好きでした(欧米のテレビドキュメンタリーくらいのスピード感あった)。
編集もすごくよかったっていうなんだろうな。

ところで放射線、放射能のこと。
自衛隊員に対して被ばくの可能性は伝えてたけど、市民に情報を出してない感じなのは、だよねー、と思いながら見てました。
たぶん次になにかの核事故があっても、日本は出さないですねー。

反面、ちょっと気になったのは、除染の可能性を示唆したことと、放射線量が高いっていう一方で、具体的な数字が出てこないことかな。ときどき数字が出てきたけど、よくわからなかった。0.5とかっていうのは、ミリ? マイクロ? 

ちなみに除染は、無理や〜、です。。。(>_<)
水で流すのはいいけど、その水、どこいくん?とか、あのガレキはどうするんやろー、汚染があるっていうことは放射性物質が付着してるってことだから放射性廃棄物やん、とか、東京3区を面的除染って竹槍戦法だろー、とか、20日で半減期ならほうったほうがいいやろー、とか。。。
まあ、これは原発事故の現状を見過ぎちゃった人の感覚かもしれないな。

ところで、スクラップアンドビルドで生きながらえてきたのは、日本っていうより、日本の政治家と官僚機構だったと思ってます。官僚にとっては自分たちが日本なのかもしれないので、言葉通りに受け取ってもいいのかもしれないけど、前向きに明るい言葉とはちょっと違うかなって思いました。

ではでは。

2016年5月 8日 (日)

【お知らせ】国連特別報告者の暫定報告に関する報告会

以下、国連特別報告者の暫定報告に関する報告会のお知らせです。
────────────────────────────
国連特別報告者 報道の自由に重大な懸念を表明!

5・9秘密保護法廃止!「12・6を忘れない6日行動」へ!
戦争法廃止!安倍政権の表現の自由の侵害を許さない!‐

4月19日、安倍政権によるメディアへの規制が強まるなか、日本の表現の自由について来日し調査をしていた国連のデービット・ケイ氏は暫定的な報告書を公表しました。

そのなかでケイ氏は、秘密保護法や高市総務大臣の「電波停止」発言などのメディアへの圧力がメディアの自己検閲を生み出しており、日本の「報道の自由に脅威」となっていると述べました。そして放送事業者に「政治的公平」を求める放送法第4条は廃止し、政府はメディアへの規制をやめるべきだとまで提言したのです。

いまや国連、国際社会が取材・報道の自由、知る権利など日本における表現の自由が危機にあることに重大な懸念を示しはじめています。国連、国際社会は、日本の表現の自由の危機をどうとらえ、何を求めているのかを考える院内集会を開きます。ぜひ、ご参加ください。

海渡雄一弁護士のレジュメ
「20160508zanteihoukoku.docx」をダウンロード
 
★5・9秘密保護法廃止へ!国会前行動★
■とき 2016年5月9日(月)12時〜13時   
■ところ 衆議院第二議員会館前
■主催 「秘密保護法」廃止へ!実行委員会

★「デービット・ケイ氏(国連特別報告者)による来日調査と表現の自由」院内集会★
■とき   5月9日(月)13時30分〜15時30分
■ところ  衆議院第二議員会館第二会議室
●お話し 「表現の自由の危機、国連は何を求めたのか」
海渡雄一さん(秘密保護法対策弁護団)ほか
●質疑
●資料代 500円
●主催  「秘密保護法」廃止へ!実行委員会
●連絡先
新聞労連 jnpwu@mxk.mesh.ne.jp/平和フォーラム 03-5289-8222/5・3憲法集会実行委員会(憲法会議 03-3261-9007・許すな!憲法改悪・市民連絡会 03-3221- 4668)/秘密法に反対する学者・研究者連絡会article21ys@tbp.t-com.ne.jp/秘密法反対ネット(盗聴法に反対する市民連絡会090-2669-4219・日本国民救援会03-5842-5842)2)

2016年4月18日 (月)

【ご報告】

いつもご支援いただいている皆様、ありがとうございます。
3月〜4月17日の間について、124678円のご支援をいただきました。
原発事故関連の取材費に充当させていただきます。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

木野龍逸

2016年3月31日 (木)

除染廃棄物、オリンピックに使って応援!?

環境省が、除染廃棄物の減容化のための新しい再利用基準を含めた計画を示したらしい。

毎日新聞によれば、年間追加被ばく量が1mSv以下にするように遮へいすれば、公共事業の建材などに使えることにするみたいだけど、事故前の再利用基準では年間0.01mSvだったので、100倍に緩和ってことになるんでしょうか?
NHK報道だと、同じく8000Bq/kg以下になれば公共事業建材に再利用できるようにすると。事故前は100Bq/kgが、再利用可能な基準「クリアランスレベル」だったので、約80倍ですね。

とりあえずは防潮堤や道路とかに使うことを考えてるみたいですけど、そんなことより、こんなのもいいんじゃないかと思ったのが、

2020東京オリンピック!

世界に向かって、「除染廃棄物の処分がたいへんなので、オリンピック施設に再利用します。基準は事故前の100倍に緩和しました。世界のみなさん、復興を応援してください!!」って発信するとか、どうでしょうね。

もういっそメインスタジアムの主建材にすれば注目も集めるし、反対されたら「オリンピックを邪魔するのか?」、「復興の邪魔をするんですか?」とかいえそうだし。
事故収束の格好のPRになるんじゃないかなあ。

こんなかんじ?

食べて応援に続く、応援キャンペーン第2弾!
除染廃棄物を「オリンピックに使って応援!」

代わりに、国力の原動力になるモラルとか社会秩序とか、いろいろ失いそうですけど、とりあえずオリンピックと復興を関連づけられるし、事故を過去のことにはできるんじゃないかと。
それが安倍政権や霞が関の願いじゃないんでしたっけ?

除染廃棄物:減量技術計画案…低濃度の土は再利用 環境省 毎日新聞(2016年3月30日)
http://ow.ly/1075sm

除染廃棄物を建設資材に再生利用 環境省が方針案(NHK 2016年3月30日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160330/k10010461931000.html

2016年3月10日 (木)

【ご報告】

いつもご支援いただいている皆様、ありがとうございます。
2月は24556円のご支援をいただきました。
福島への取材費に充当させていただきます。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

高浜原発運転停止の仮処分決定は、なんだかストンと腑に落ちる感じ

裁判所の文書は読みにくいですが、これはぜひ、読んでほしいです。

なんだかポイント突いてる気がするんですよね。
ストンと腑に落ちます。

仮処分命令申立事件(高浜3,4号機)について、再稼働差し止めの仮処分決定(全文あり)
http://ow.ly/Zg8PX

1.立地自治体(県)外の裁判所が決定 → これから、広範囲の裁判所で仮処分申立、提訴が増える可能性大?

2.避難計画を問題視 → なにしろ基準がなくて、基本的に自治体に丸投げだから、これを問題視されると国や電力会社は対処不能 & 福島第一では広範囲の避難になったから、(1)と同じで申し立てする範囲が増えるかも。

3.福島第一の事故原因が未解明なので、新基準の妥当性が判断できないの指摘 → これを理由に止められると、後処理がたいへんじゃないかな。国会も規制委も、原因究明をネグってるから。

4.とにかく説明不足、情報公開不足 → 安全性について、本来は申し立てする側が説明するものだけど、全ての情報を握ってるのは電力や行政庁なので、まずは電力、規制委がきちんと説明すべきだという指摘。
これ、電力会社が情報をきちんと出してないという認定ですよねぇ。情報公開の観点から、大事なことです。

ということで、これまでの電力会社、国のやり方に対して、出直してこいって言ってる感じです。
こういうわかりやすい内容の決定が他でも出てくるといいなあと思います。


────────────────────
木野龍逸の原発事故の取材活動は、みなさまからのご支援により支えられています。
ご支援は以下の要領で受け付けています。
よろしくお願いいたします。

支援金の振込先口座は下記のとおりです。

郵便局の振替口座
口座番号は 00100-5-362362
口座名称は 木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)

なお、銀行からの場合、
ゆうちょ銀行
〇一九店
当座預金
0362362

にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。

支援口座は、弁護士でありジャーナリストであり、私にとっては古い友人だった故日隅一雄が開設し、今は日隅が所属していた弁護士事務所の友人が引き続き管理を続けています。
支援金は取材活動を継続する原資にさせていただいています。
よろしくお願い申し上げます。

メルマガも配信中です→
ブロマガ http://bit.ly/1GQH37v
まぐまぐ http://ow.ly/Ndr46

東電が「メルトダウン基準隠し」疑惑で第三者委員会設置──またお手盛り?

東電が、原発事故から5年近く、事故時は炉心溶融(メルトダウン)と判断する基準がなかったと説明し続けた後、新潟県技術委員会の要求に応じて調査した結果、社内マニュアルが発見されたと発表した問題に関して、3月9日、自社内に第三者委員会を設置。調査項目などを発表しました。

「福島第一原子力発電所事故に係る通報・報告に関する第三者検証委員会」設置のお知らせ
http://www.tepco.co.jp/news/2016/1268704_7801.html

現時点で決まってる2人は、お手盛りの報告書、身内の調査などと批判された「真っ暗」事件時の第三者委員会委員と同じです。
あとひとりは調整中らしいけども、まったく同じメンバーになったら笑うしかないです。。。(>_<)。。。泣いてるけど。

そもそも疑惑の当事者が人選してギャラを払う第三者委員会って、なんなんでしょうね……?

第三者委員会
委員長 田中康久(弁護士 丸の内法律事務所 元裁判官)
委員 佐々木善三(弁護士 晴海協和法律事務所 元検事)

【「真っ暗」と虚偽説明 2013年2月に朝日新聞報道で発覚】
国会事故調への東京電力株式会社の対応に関する第三者検証委員会「検証結果報告書」
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1225471_5117.html

「国会事故調への当社の対応に関する第三者検証委員会」の設置について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1224804_5117.html

東電、国会事故調にウソ 「原発内真っ暗」→調査断念(朝日新聞 2013年2月7日)
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201302060574.html

FACTA編集後記(2013年3月号)
http://facta.co.jp/article/201303023.html

東電側検証委「組織関与なし」 事故調への虚偽説明で(朝日新聞 2013年3月14日)
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201303130077.html
────
第三者委は、国会事故調の元委員らへの聞き取りも、虚偽説明のやりとりの音声記録の検証もしておらず、報道・公表資料の内容や「身内」の調査で結論を出した。
────

※当時の経緯は、「検証 福島原発事故記者会見3 欺瞞の連鎖」に詳述しています。

2016年2月 3日 (水)

原発事故後に時間が止まったことを、今になって知ったことに驚いた件

Ex_keikai_104_2
富岡駅(2013年)


以下、福島民報の論説「日本記者クラブが取材団派遣」(2016年2月2日)より抜粋です。
──富岡町のJR富岡駅や小中学校周辺の姿は衝撃を与えた。「5年の時間は止まったままなのか…」。記者団から嘆息が漏れた───
http://www.minpo.jp/news/detail/2016020228519

いや、今知ったことに嘆息が漏れます。。
富岡駅は、警戒区域が解除になってからは自由に往き来できる場所なのに。。。

» 続きを読む

2016年1月18日 (月)

原発事故の「被害の総体」を考える上で重要な視点

福島県立博物館長、赤坂憲雄氏によるオピニオンです。

原発事故の被害は、金銭的、物質的なものだけではありません。原状回復がほぼ不可能な山谷、地域を形作っていたコミュニティなど、生活の基盤が根こそぎになったことに加え、それらがほとんど損害として考慮されてきていないことが、被災者を二重に苦しめている部分があります。

» 続きを読む

«汚染水情報の非公表問題は、経産省/規制庁の責任も重い

2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

twitter

無料ブログはココログ